発展会について
ご挨拶
 今年に入り新型コロナウイルス感染症が地球規模で急激に広がり、日本にも大きな影響を及ぼすこととなりました。第1波に続き第2波では当地名古屋も大きな影響を受けています。
 当発展会は、2019年1月から久屋大通公園(北エリア・テレビ塔エリア)及び名古屋テレビ塔の大規模な整備工事に着手しました関係から昨年度に続き今年度につきまして、イベント事業の主舞台が失われ周辺のオアシス21などにより、規模を縮小してかつ、新型コロナウイルス感染症の状況を勘案しながら地道な活動を行ってまいりました。
 当発展会は長年にわたって久屋大通公園を中心とした魅力創出を図り、栄地区の活性化を目指してまいりました。2014年には「特定非営利活動法人(NPO法人)久屋大通発展会」として、栄地区が将来ともに名古屋の中心であり続ける魅力ある街づくりを目指して事業活動を行ってまいりました。
 本来であれば今年7月には、新しい久屋大通・テレビ塔が誕生し、再び愛知・名古屋の中心地としての賑わいを創出する運びを期待していましたが、残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響により、整備工事が遅れ、今年9月にオープンの運びとなっています。
 しかし、この新型コロナウイルスの登場によって社会が大きく変わるきっかけになるのではないでしょうか。既に名古屋市では様々な想定の中で新しい社会に向けた街づくり構想がつくられています。
 「栄地区グランドビジョン」(名古屋市2013年5月策定)を見てみましょう。
栄周辺地区の将来像~魅力ある豊かな空間に人々が集い栄える交流空間~
  1. ①世界都市にふさわしい商業、文化、娯楽が楽しめるまち
  2. ②豊かな公共空間を活用した賑わいと憩いが提供されるまち
  3. ③昼も夜も人々を惹きつける魅力的な都市景観のあるまち
  4. ④安全かつ便利で快適に過ごせるまち
 久屋大通公園・テレビ塔のリニューアルオープン後には、戦後の日本で最初に100メートル道路(防災道路)として計画された久屋大通が新しい魅力を創出しつつ、大規模な災害にも安全・安心なまちづくりが、誕生することに大いに期待したいと思います。
 つきましては、この度、「映像による栄地区の魅力発信プロジェクト」の新しい活動をNPO法人ビジュアルコンテンツ・プロダクトネットワークのご協力を得て展開することとなりました。今後、栄からの魅力発信に全力を上げてまいります。新しい活動へのご支援・ご協力をお願い申し上げてご挨拶とさせていただきます。
2020年8月
NPO法人久屋大通発展会
理事長 大澤 和宏

NPO法人久屋大通発展会について
■設立趣旨
(目 的)
日本のほぼ中央に位置する名古屋、さらにその中心部に位置する久屋大通公園から世界に向け「元気な日本の文化・観光」に関する情報発信を行うことにより、東海地域のみならず国内外の新たな交流拠点として活力あるトレンドを創出していくことを目的とする。

(背 景)
新たに開港した中部国際空港による集客力の向上や愛・地球博開催にともなう知名度の向上、おもてなしノウハウの蓄積、これらによる集客交流産業の活性化を重要な資産ととらえ、新たに生まれた交流をより継続的なトレンドへと導引するとともに、地域に集積する日本を代表する歴史文化や産業技術を核に名古屋の活力を原動力として、日本各地に存在する次代の芸術文化の萌芽を育てることで「あたらしい芸術文化の創造・集客交流産業の活性化」を図る。
また、久屋大通公園を核にしたエリアの美観の維持・向上をめざし、交流拠点としてまた観光資源としての位置づけをより明確にし、魅力ある街づくりを推進する。

(設 立)
透明性が高く公共性を備えた団体として、円滑な事業実施に向けた協力を得るため、運営主体を特定非営利活動促進法に基づいて認証された特定非営利活動法人とすることとした。

あゆみ(設立からの経緯)
昭和29(1954)年
6/20、名古屋テレビ塔建設に合わせ『名古屋テレビ塔発展会』を発足。
昭和30(1955)年
100メートル道路(後の久屋大通公園)テレビ塔近辺、北は外堀通から南は錦通までの家並み約150戸が会員として加入。事務局はテレビ塔内に置き、地元の有力者が役員を務める。愛知県知事、名古屋市長などが顧問として参加。久屋大通沿いの街路灯設置など、地域の安全確保や振興に努める。
昭和53(1978)年~
セントラルパークやセントラルブリッジ、オアシス21など地域の開発にも貢献。
平成元(1989)年
仏・パリのシャンゼリゼ通りとの友好提携など、名古屋の活性化の一役を担う。最近では、久屋大通地区都市景観整備委員会(名古屋市住宅都市局主導)に委員を派遣。
平成19・20年度
久屋大通公園魅力アッププラン検討委員会(名古屋市緑政土木局)に委員を派遣する等この地域の名古屋市事業などには積極的に協力、参加。
平成26(2014)年
地域のNPO法人久屋大通コンソーシアムと併合し、新たにNPO法人久屋大通発展会として再スタートを図る。

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